無添加住宅
コラム

壁は石貼りに!使用する天然石の種類や特徴は?

多くの住宅では、内壁にビニールクロス、外壁には窯業系サイディングが使用されており、家が完成したばかりのときはピカピカできれいに見えます。しかし、それらは劣化するのが早く、定期的にメンテナンスを行わなければいけません。経年劣化しにくく、さらにオシャレな壁材を検討しているなら、天然石はいかがでしょうか。

天然石の分類

建材として使用される天然石は以下のように分類されています。

火成岩

火成岩はマグマが冷え固まり、結晶化したものです。形成される深さによって呼び名が異なり、地中の深いところでゆっくり固まったものは「深成岩」、地中の比較的浅いところで急激に固まったものは「火山岩」と言われています。
深成岩として代表的なのが、花崗岩・閃長岩・斑レイ岩などです。もう一つの火山岩として代表的なのが安山岩・玄武岩などです。中でも花崗岩や安山岩は建材としてよく使われています。

堆積岩

堆積岩は砂や貝殻、植物などさまざまな物質が堆積してできたものです。堆積岩は構成物によって種類がわかれており、サンゴや貝殻、プランクトンといった生物の死がいが堆積してできた「石灰岩」。小さな岩石の破片が堆積してできた「砂岩」。火山灰が積み重なってできた「凝灰岩」などがあります。

変成岩

変成岩は既存の岩石が地殻変動に伴う熱の圧力を受けて変質したものです。主に強い熱を受けてできたものを熱変成岩(接触変成岩)、熱と圧力を同時に受けてできたものを広域変成岩といいます。
天然石の中でもよく耳にする大理石は、先ほど堆積岩の部分で紹介した石灰岩が変成作用を受けてできたものです。

天然石の種類と特徴

コーラルストーン

コーラルストーンの一番の特徴は、消臭機能です。ビニール袋にアンモニアの気体を詰め込み、コーラルストーンの破片を入れて時間ごとのアンモニアの量を調べたところ、1時間後にはほぼ無臭になりました。トイレの壁に使用すれば、換気扇を使わなくてもニオイが気になりません。

表面を平らに加工されたコーラルストーンフラットと表面がでこぼこしており、厚みのあるコーラルストーンラフを組み合わせて壁に貼ることで、多様なデザインが可能となります。

御影石

墓石としても利用されている御影石は、硬度が高いので非常に丈夫でキズがつきにくいというメリットがあります。
さらに吸水性が低いため、キッチンやトイレ、洗面所など水がはねやすい場所の壁としても使用することができます。
御影石はカラーバリエーションがあり、無添加住宅ではやや薄いグレーのロイヤルパープル・薄桃色のピーチポリーノ・重厚感のある黒が特徴的な山西黒などを取り扱っています。

大理石

高級住宅に使用されているイメージがある大理石。その独特の光沢が高級感を演出してくれます。
非常に硬く、耐久性があり、ツルっとしているので掃除も楽です。ただ、酸性・アルカリ性どちらに対しても弱いため、洗剤などが付着した際に変性することがあります。

錆(さび)バラ

錆バラは花崗岩の一種です。薄茶色の色合いが錆に似ていることからそう呼ばれるようになったそうです。硬度が高く、耐摩耗性に優れているという特徴から外壁に使用されることが多いですが、もちろん内壁に使用することもできます。一面に貼れば重厚感が出ますし、一部に貼ってアクセントを出す効果もあります。

天然石の魅力

天然石は建材として非常に優秀で、水や火に強く、耐久性も抜群です。劣化しにくく、コケが生えたり、少し汚れたりしても、「あじ」として楽しむことができます。そのため、外壁であっても基本的にこまめなメンテナンスは必要ありません。
デザイン性にも優れていて、貼り方や組み合わせによってその家だけのオリジナルの壁を造ることができます。ビニールクロスやサイディングに比べると手間やコストもかかってしまいますが、検討する価値のある素材となっています。

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