無添加住宅
コラム

どんな空間にも合う「梁見せ天井」のメリット・デメリット

梁見せ天井とは?

梁というのは、柱についで大切な構造体です。柱は鉛直方向に建っていますが、梁は水平方向にかかることで家を支えています。
通常、構造体である梁は見えないように隠されてしまいます。しかし、梁見せ天井の場合はあえて隠さずに見せるような造りになっています。

梁見せ天井の場合、構造用の梁を見せるものと、化粧梁といって飾り用の梁を見せるものがあります。構造用の梁であれば余分なコストがかかることはありませんが、あくまで構造の一部として機能しているものですので、位置や向きなど家主の希望に100%沿うことは難しいです。
対してもう一つの化粧梁は、自由に取り付けることができます。中が空洞になっているものもあるので、照明用の配線を通すことも可能ですし、色や形もさまざまです。ただ、その分コストがかかってしまいます。

梁見せ天井のメリット

オシャレに見える

和装な家であれば、構造用の無垢の梁を見せることで、古民家のような温かみのある雰囲気を演出してくれます。また、フローリングの色合いと統一した化粧梁でナチュラルな部屋にしたり、白で統一した部屋に深みのある色の化粧梁を合わせてメリハリのある部屋にしたりと部屋をグッとオシャレに見せてくれます。

天井材を張る必要がない

天井材を張って梁を隠す必要がないので、その分天井が高くなります。さらに、コストも抑えられる傾向にあります。

空気が循環しやすい

天井材を張って天井を作ると、その分室内の空気が巡るスペースは狭くなってしまいますが、梁見せ天井の場合は空気が循環するスペースが広くなります。さらに天窓を設置すれば、暖かい空気は上昇していくので、自然に空気が循環してくれます。

室内が明るくなる

天井が高くなることで室内が明るく感じられます。また2階部分の床を一部抜いて吹き抜けにすれば、さらに2階の窓からしっかり光が入ってくるのでより室内が明るくなります。

インテリアの一つとして楽しむことができる

梁見せ天井ならではの魅力として、梁にハンモックや遊具を設置すればインテリアの一つとしても楽しむことが可能になります。構造用の梁は家を支えるために非常に丈夫に組まれていますので、安全面も問題ありません。小さなお子様がいる家庭では特に喜ばれると思います。

梁見せ天井のデメリット

掃除に手間がかかる

梁を見せてしまうことで空間が生まれ、梁の上にホコリがたまりやすく、さらに掃除がしにくいのがデメリットと言えます。対策として、梁をぴったりと天井にくっつけてしまえばホコリが気になることはありません。

防音性が低くなる

上の階からの音や衝撃を和らげるために、通常の家では天井に防音材を入れることができます。しかし、梁を見せてしまうことで防音材の効果が薄れ、さらに2階の床までが薄くなってしまいます。住んでみてから意外に2階からの足音がうるさいなど防音性の低さが気になる人も多いようです。

エアコンや照明の設置に影響する

梁見せ天井にする上でしっかり確認しておかなければいけないのが、エアコンや照明の位置です。場所によっては梁で影になってしまい、部屋が暗くなってしまうことがあります。さらに、構造用の梁は動かすことができないので、希望していた位置にエアコンが設置できないということにもなりかねません。

まとめ

梁見せ天井を採用するだけで、特別な内装を施さなくてもオシャレな空間を実現することができます。ただ、掃除のしにくさや防音性能がさがるなどのデメリットももちろんあります。梁見せ天井を採用しているモデルルームや知人の家を実際見てみることをおすすめします。