無添加住宅
コラム

ルーバーとは?素材の種類や特徴を紹介します

ルーバーって?

ルーバーというのは、羽板と呼ばれる細長い板を、隙間をあけながら平行に組んだものです。直射日光や雨を避けたり、目隠しのために窓や扉に取り付けられます。固定式と可動式があり、可動式は羽板の角度を調節することが可能です。

ルーバーの役割

ルーバーの具体的な役割には以下のようなものがあります。

直射日光を遮断する

西日や夏の直射日光は室内の温度を上げてしまうので、カーテンを閉めている人も多いのではないでしょうか。しかし、カーテンでは光の量を調節することができません。しかし、ルーバーであれば、角度を調節することで自由に光の入射量を調節することができます。

人の視線を遮断する

道路や歩道などに面している部屋は外からの視線が気になりますよね。そういう場所にはルーバーがぴったりです。羽板によって適度に人の視線を遮ることができます。

風を調整する

ルーバーは羽板の角度を変えることで、風の勢いや量も調節することできます。また、庭にルーバーフェンスを設置することで、風の勢いをやわらげ、強風が吹いた際にゴミや物が飛んでしまうことを防ぎます。

ルーバーの使用場所

ルーバー窓は、ハンドルを回してガラスの角度を変えることで開口する窓のことです。構造上雨が入りにくく、常時風通しを良くすることができるので、お風呂やトイレなどに使われることが多いです。ただ、ルーバー窓は外されやすいという防犯上の問題点があります。そのため、高い位置につけるか、窓格子を設置することをおすすめします。

ルーバードアにすることでドアを閉めた状態でも、隣の部屋とつながることができるので解放感があります。可動式ルーバーにすることで角度を調節すれば、通常のドアと変わりなく使用することができます。
天井
ルーバー天井にすることで、奥行きが生まれ、部屋が広く感じられます。また、ルーバーの内側に間接照明を設置すれば、梁を隠すだけでなくオシャレな空間に仕上げることができます。

家電まわり

家の雰囲気にこだわっている人は多いと思いますが、収納できない家電によって一部だけ妙に生活感が…なんてことはありませんか?特にエアコンは高い位置に設置されており、自由に出し入れすることができません。そこで、エアコンを囲むようにルーバーを造れば、部屋の雰囲気に自然となじませることができます。

素材の種類と特徴

ルーバーの素材には下記のような種類があります。

天然木

天然の木で作られたルーバーには何といっても温かみがあります。ナチュラルな雰囲気の家にはぴったりです。用途としては、内壁の装飾、間仕切り、天井など室内に使われることが多いです。外壁に使用するケースもありますが、屋外に使用すると腐ったり、汚れやすくなるので、こまめにメンテナンスを行う必要があります。

人工木

人工木は木粉と樹脂を混ぜ合わせて作られたものです。樹脂が入っていることで虫がつきにくく、耐久性にも優れています。そのため、バルコニーや外壁、設備周りの目隠しとして使うことがあります。デメリットとしては、価格がやや高い傾向にあります。

アルミ

アルミは雨にぬれても錆びにくく、木のように腐ったりしません。そのため、雨風にさらされる外壁の装飾、窓の目隠しに適した素材となっています。不燃材料なので防火対策としても効果があります。メンテナンス性ですが、表面がつるっとしているので汚れがつきにくく、ついたとしても簡単に落とすことが可能です。価格は比較的安価なので取り入れやすいですが、アルミなので色はシルバーに限定されることがほとんどです。また、柔らかいので衝撃に弱いというデメリットがあります。

ガラス

ガラスのルーバーは、開口しなくても光を取り入れることができるので、窓に使われることが多いです。すりガラスにすることでプライバシーを守ることができます。

まとめ

「ルーバー」と聞いてもピンとこなかった人が多いかもしれませんが、住宅だけでなくホテルや商業施設など身近なところにたくさん取り入れられています。素材によって見た目、特徴などがそれぞれ異なりますので、家の雰囲気や設置場所を考慮して選ぶようにしましょう。

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